女子トークのその先は。

先日、初対面の女子とものすごくトークで盛り上がったことがある。私はそうは見えないだろうけれど、結構な人見知りで、飲み会的なものが実はいささか苦手感がある。席をクジびきで決めるということだったが、夫の隣がいいなと想いながらも受け入れるってもんだなと想っていたら、夫が夫婦一緒にとスタッフの方に言ってくれ、隣同士にしていただけた。
のだけれど・・・隣に座っていた女子と出てきたご飯のことでいきなり楽しくお話しし、続けて、お仕事のお話しを伺うとまた楽しく聞け、初対面とは想えないとても打ち解けた雰囲気に。互いのお仕事が被る部分のあったので、いっそう盛り上がったように想う。互いのお仕事に関するテーマとかコンセプトとか色々お話しできて、自分の仕事を「伝える」というところでもとてもいい経験になった。

苦手感のあるお酒の席でのこともあってか、申し訳ないながら彼女のことを最初は少し怖く感じていた。でも、存外にすんなりとお話しができ、するとほんとうに明るくて気持ちのいい方で、一生懸命自分の仕事に取り組んでおられ、客観的に自分を見ようともされていて、挑鮮してみようというエネルギーにも溢れていた。ほんとうに感心したのだけれども、お顔をかなり間近で、まっすぐに見つめる機会があった。そうすると、しっかりと前進しているヒト、個性を大切にしているヒト、それを世の中のために生かそうとしているヒト‥そんなお話ししていたときの印象とはまた違った、可愛らしく、ふんわりしたものを彼女のお顔の奥に観た!ほんとうに女性らしいかたなのだと。
人間というのは、物理的距離感でこんなにも印象が変わるとは。こんなにビビッドに認識したさせてもらったのははじめてだった。
その席で、別の方においても、遠くでお話しされているとを見ていると、おもしろくて爽やかな方だなぁと想っていたが、隣に座られてみると、ものすごく力強さがぐんぐん迫ってくる方だった。

夫も、離れて見ているととても男臭さ逞しさが強く観えるんだけれども、近づいてみると、優しさの塊のようなヒトだ。

西洋文化で、初対面でも挨拶としてハグしあったりチュッチュッと軽くほっぺにキスしあったりするけれど、そこまで近づくことを割りと礼儀といったらいいんでしょうか?習わしとされてるのかと想えるようなシーンをしばしば見る。握手なども、利き手ですることによって、武器は持っておりませんと示すためだとか聞いたことがある。ボディコンタクトすること、ごく近くに身体的に近づくことで、パーソナルなそのひと有りようを感じとることが出来る、ということがあるからなのかな。
ヒトの空気の層をこんな形で体感するとはほんとうに興味深い。