会を催す。

意図した訳ではないのだけれど、一昨年から前半1回後半1回の年2回させていただく流れになっている。
名古屋を中心に音楽活動を始めた頃、あれは2000年頃からだったと思うが、あの頃はとにもかくにも1本でも多くライブをやりたくてやりたくて堪らなかった。もしあの頃、年に2回だけだったら窒息してしまっていただろう。それくらいライブやりたい熱がすごかった。

産科医の父は、何十年と突き詰めてきた本来のお産というものを経験できる場を作りたかったようだ。1999年に相当コリにこった伝統的日本家屋を医院隣に建てた。夢が叶ったとはいえ、色々と一筋縄ではいかないこと多く、空いている時間が多かったので、音楽の催しをやらせていただいていた。
自主催事は3ヶ月に一度くらい開催させてもらっていただろうか。ライブハウスなどでの演奏の機会と、そういう自主催事でもライブを絡めたくて企画していたものだから、かなり慌ただしかった。
皆さん、定期的な催しを続けておられれる方々、ほんとうに尊敬する。それだけの決意と熱意と積み重ねていくということのちからがあるのだろうな。

一昨年と昨年は年2回の催しでも青息吐息だったけれど、今回の準備プロセスはひと味違う。今回は、準備の段階で自分から、どなたか助けてくれませんか、と声を挙げたのは大きかった。
これまでは準備から開催~後片付けまで、寛記さんには全体的、全面的に力を貸してもらっている。彼のお陰で、イメージを形にしてこれた。
寛記さんには手伝ってもらいながらも、イメージが湧くものは全部やりたくなってしまって、パッツンパッツンになり機嫌まで悪くなる始末の私。それを変化したいと想ったし、もっとよい空間をお客様に提供したいと思うし、そのためには私達二人だけでは無理がある部分が多くなってきた感があるし、私達ももっと楽しんで進めていけるようになった方がより未来も見えてくる。
そんな流れで、お手伝いするよと言ってくれる人びとが現れてくれて、ブレインストーミングを手伝ってくれたりもするこんな環境というのはなんと理想的なことか!ほんとうにありがたい。
会期を明後日に控え、慌ただしくはあるけれど、お陰さまで追われている感覚はない。自分からグッグッと踏み込んでいく感じ。もうライブが始まっている感じ。

空間展示もきっとかなりおもしろいと思いますよ。
自分で言うか。昨日今日は直子さんと打ち合わせや準備を着々としているが、彼女との刺激しあいがやはりとてもおもしろく、空間構成の完成=着地点は自ずから楽しいものになるぞと確信する。

音浴ライブ開催は日曜日の18時半からです。
ちなみに、前日1日も翌日3日も13時半~20時までスペースを開けております。
この2日間も私と寛記さんとお待ちおりますので、もろしければフラリとおいでくださいませ。