企画展、終了致しました。

草木と書と音楽の企画展「巡りゆく生と死のなかに継がれていくこと」、一昨日無事終了いたしました。

お越しくださったみなさま、お手伝いくださったみなさま、関心向けてくださったみなさま、お陰さまで、素晴らしい空間になりました。
心からありがとうございます。

 

また秋に、岡崎の文化財「旧石原家住宅」石原邸にて催しを開催できればと思っています。

設営も、会期中も、撤収も、夫が精いっぱい手伝ってくれた。

 

撤収、清掃を完了して、会場FLOATは元々の姿に。

この場所は、なにもなくてもすでに、美しい。

 

この美観を生かしての空間演出が出来たと思う。

作品が揺らぐと、影も揺らぐ。

夢がないかもしれないが、エアコンの風で揺らいでいるのだ。

電気の風だが、とても自然。

電気すらも、自然の力といえば自然の力なのだから。

作品にピントを合わせると、向こうがぼやけ、向こうにピントを合わせると、作品がぼやける。

 

音浴の日、メインキャストだった向日葵が耳を垂れてしまった。

ほんとうに暑かったから無理もない。

 

音浴のセッティングをすると、場の雰囲気はがらりと変化した。

陽の力が弱まって来て、会場内に陰翳が目立ってくると、こんな見え方もしてくる。

 

暑くて、すぐにお花の水がひって、頭を垂れてしまう向日葵。これはもう三代目だ。

水がひってしまう、っていうのは方言だな‥

干上がってしまうということ。

「力」ryokuの作品の下におかれたドクダミの作品。

花びらは傷みがきてしまったが、それでもすっくと立ち続ける。

椅子っていうものは絵になる。

椅子がヒトの存在を思わせる。

こうしてみていると、自分がそこに座って向こうをみているような気持ちになるのだ。

会場からエントランスを見下ろせる。

よく夫と二人で、オーイオーイと手を振ったが、どなたも気づかない。

でも、帰りにもこうして熱心に看板をみてくださる。

ほんとうに最後まで有り難い。