洗髪料。

「シャンプーとコンディショナーは常に2〜3種類は揃えていて、毎日インスピレーションで使い分けてますよ。」そういう話しを聞いて、なんかとってもうらやましい話し、やってみたいけど、まだ私には出来ないな・・・そんな感想を持ったのはもう15年は前の話し。何がどうして「まだ」なのか。大した根拠も理由もなく、わたしの世界には今はまだありえないこと、と思っていた。
一昨年くらいまでシャンプーやコンディショナー、ボディシャンプーや石けんは全く使わずお湯だけで髪も体も洗っていた。自然に任せれば体の自然が皮脂の分泌量をコントロールするようになる。最初はぜひそういう皮膚になってみたいと思って、シャンプーなどをやめてみたのが20年近く前だったか‥今も体の皮膚を石けんなどでは洗わない。お陰さまで臭くもならず、時短でもあるし、皮膚のトラブルもないし、快適だが、一昨年髪を伸ばしだしてさすがに頭皮から供給される自然な皮脂だけでは髪の先っぽの方はこんがらがるようになった。泡というものを久しぶりに頭皮で感じてみたい気持ちにもなって、ちょっと奮発していい洗髪料を手に入れた。頭髪を泡々まみれにするのはまことに久しぶり。きめ細かい泡のここちよさというのはまことに格別!現代文明人ならではの歓びのひとつと思う。
洗髪料を使いはじめて、冒頭のフレーズを思い出した。先月新たに使ってみたいものに出会って購入。そうして、浴室の洗髪料が2種類になった。贅沢な気分。。着衣も食べ物も日々選ぶし、お化粧の仕方や色目、香水なども日々選ぶひともいるのだから、洗髪料も選ぶ選択肢が日々あっていい。今はまだムリとか、ダメだとか思うのはどうしてだったのかなと不思議に思う。