event info. / 催しのご案内

2018年の 愛知県国登録有形文化財 建物特別公開「文化財の音景vol.4『親子について』」

たくさんの皆さまのご来場をいただき、心よりありがとうございました。

作家達の純粋で偽りのない表現、そして、あたたかくも、澄み切った空間をみなさまにゆっくりとお楽しみいただけたようで、作家達、開催側としては嬉しい限りでございました。

写真をこちらにアップいたしました。

是非ご覧ください。

 

「愛知県国登録有形文化財 建物特別公開」参加企画

昨年の「文化財の音景vol.3」の終了直後、 文化財「旧石原家住宅(通称 石原邸)」の所有者の一人である父 吉村正が他界しました。約50年に渡り市内で2万例余の赤ちゃんを取り上げてきた産科医でした。お産というものに「美」を見いだした芸術家肌の人間でした。そんな父 正と、この家で生まれ育ち先に他界した母 安子、彼らの娘である私という親子の縁と、この家が今こうして存在しているということは切っても切れない繋がりがあります。  

 

今年の特別公開は、この家とも父とも縁の深い、花育の日本第一人者として「いのちとこころの花育®」に取り組む花作家 森直子氏をお迎えします。彼女も昨年お父様を亡くされ、この数年の間にも大きな別れを体験されました。  
古民家の佇まい、森氏の花や草木の作品、私の書描や音、音楽や人びとの営みがひとつとなった空間で、親子というものの明暗なる日々を想い、それぞれの「親子」ということについて皆さまとともに心を深めあえましたら幸いです。

 

大辻 織絵  

父撮影の母と私。

 

パネルに仕上げてあったということの意味。

 

この時を覚えていないからこそ、

きっと感じられるものがあると思う。

森 直子 氏の亡くなられたお父様とご健在のお母様、

若かりし頃。 

 

二人に宿った私。

もう二度と戻ってこない父、あの日。

だけれど、私の心はいとも簡単に、

そこに戻る。

父さんとこ、行こ。

 

そう思うか思わないかのうちに、

お父さんのところに走り寄る。

嬉しいな。誇らしいな。

奇をてらうこともない。

信頼しきっている。

 

この企画でいつも演奏をするギタリスト桐山博貴と娘のこと葉。

少年の頃の夫、そして、お義父さん。

二人のこの表情。

吹き出しはいくらでも思い浮かんでくる。

 

子の腕を握る父。

子の体が父の方に寄りたそうだ。

楽しいような、怖いような。

 

見ているうちに、

胸に沁みてくるもの。

 

国登録有形文化財 特別公開 企画展

「親子について」

 

開催期間:

2018年11月17日(土曜日)〜20日(火曜日)

 

会場:

国登録有形文化財「旧石原家住宅」

愛知県岡崎市六供町杉本70番地

花:森 直子

プロデュース・書描:大辻 織絵

 

植物作品「血脈」:森 直子 背景:大辻織絵

 

 【開催スケジュール】

 

17日(sat)

 文化財無料開放 11時〜18時

 

【特別企画】

 ①「所有者による建物解説」

 13時半〜14時

 無料

 ②「ギャラリートーク」

 15時〜15時半

 花作家:森直子氏 × 所有者:大辻織絵

 無料

 __________

 

 

18日(sun)

 文化財無料開放 11時〜16時

 

【特別企画】

 「音浴音楽会」

 〜音楽と心にたゆとう。

  築158年の古民家にて寛ぐ〜

 16時半〜18時半(16時受付開始)

 参加費/3500円

 

 演奏:kiRie

 歌詞の背景や親子についての語り/

 手や腕への書描:大辻 織絵

 >>音浴音楽会の詳細はこちら

 

※11月17日土曜日までに下記まで参加のご予約お願いいたします。

 orientalsmiles2010@yahoo.co.jp

 080-4535-3555

 (有限会社いしはら)  

 __________

 

 

19日(mon)

 文化財無料開放 11〜16時まで

 

【特別企画】

 「聖なるリースづくり」

 〜生の針葉樹で永遠のいのちの縁(円)をつくりましょう。

   ヴォイスアートと共に〜

 講師:森 直子 

ヴォイスアート:大辻 織絵

 

13時〜14時半

4800円(材料費込み)

 

(持ち物)

 花用鋏/敷物用新聞紙

 作品を持ち帰る袋

 

※材料の準備等ありますので、必ず11月11日日曜日までに下記までご予約ください。

orientalsmiles2010@yahoo.co.jp

080-4535-3555

(有限会社いしはら)  

 

>>「聖なるリース作り」詳細はこちら。

 

 __________

 

 

20日(mon)

 文化財無料開放 11時〜16時

 

※この日は特別企画はありません。建物内をゆっくりご覧くださいませ。

 

 

旧石原家住宅夕景。

主催/展示協力:有限会社いしはら

企画のご案内。

前回の催し

ー 伝統の町家建築ならではの懐深い空間、そして、音楽、書、花、写真に、心の羽を伸ばして遊ばせる‥

そんな無邪気な大人のひととき‥

 

 

文化財の音景vol.3

ー国登録有形文化財・特別公開 西三河地方の部 参加企画ー

 

日時:11月4日(土)

      ※5日も自由観覧開催しました。
会場:国登録有形文化財 旧石原家住宅(通称:石原邸)

■ 第一部
自由観覧/予約不要/無料
13時~15時半
※国登録有形文化財特別公開 2017についての詳細はこちら

 

■ 第二部
音浴会「音と景に遊ぶ」
16時~18時(15時半 受付開始)
参加費 3000円(必ず下記までご予約ください。)

 

■ご予約・お問合せ

orientalsmiles2010@yahoo.ne.jp

キャスト:

室礼(花・書・写真):清水南龍

音浴の演奏: kiRie( voice:織絵 guitar:桐山博貴 )

書:織絵(旧石原家所有者代表)

室礼:清水南龍

 

kiRie 2017年7月開催の音浴風景

photo by narutomo

織絵の書ー2017年7月開催の企画展

「音と景に遊ぶ。」


「音景」とは、「観る音」と「聞える景色」という造語。国登録有形文化財 特別公開にむけて企画を進めるなかで、「音は聞こえ、景色は見えるもの」様々ある固定観念を飛び越えたく、「文化財の音景」と名付けました。三回目を迎えた今回は、そんな生真面目な想いを「遊ばせて」みようと思います。

国登録有形文化財「旧石原家住宅」通称 石原邸が建てられたのは1860年。江戸時代の幕末期です。まさに、「日本の伝統」そのままの時代です。この家の越し方に心を遡らせていると、創建当時の城下町の思影が浮かび、そして更にはこの家が建てられるより遥か先へと心は飛んでいきます。風に揺さぶられる一面の薄野原、兎を追う原始の人びと、原始の鳥が飛び交う大空、見渡すかぎりの青い海原のうねり、そして、地球に生命が生まれる前の混沌、果ては、星が生まれる前の虚空にまでも. . この一点にフォーカスして時代を遡るだけでも、なんと多様な時が刻まれてきたことか。
その積み重なりの先にこの家は生まれ、幕末、明治、大正、昭和、平成と157年間基本的な姿を変えることなく来ました。その時間、天災も戦災も乗り越えてきたこの家のもつ安定感のなかでこそ、自由に羽ばたく心があります。まるで母親の腕のなかで屈託なく笑い声をあげる赤ちゃんのように。

最初の「文化財の音景 vol.1」は、まるで森林浴するように音楽に触れる「音浴」を開催しました。vol.2は音浴と写真家のリアルタイムの撮影を合体させた実験的企画でした。

今回のvol.3では、皆で「心を遊ばせて」みましょう。この伝統的な町家建築ならではの懐深い空間に抱かれながら、音浴に、書に、花に、写真に、空間に...心の羽を伸ばして、遊ばせる‥そんな無邪気な大人のひとときをご一緒に・・・

 event on july1-3, 2017  /  2017年7月1.2.3日の催し

 参加者の皆さん、出演者の皆さんによる写真の数々を当サイトの下記ページにてご覧頂けます。

 [ 催しスペシャルページ / special pages on july 1-3, 2017 ]

作品「血脈」:森 直子    題字:織絵

 

親や先代が第一線を退いたり、老いの深まりを感じたり、見送ったり・・・

親子であれ、親子で無かれ、意識しようがしまいが、限りある生を生きている我々には、「継ぎ、継がれていく」ということの中で生きていますね。

 

 

 

企画展と音楽会

「巡りゆく生と死のなかで継がれていくこと」

2017年7月1日〜3日

 

 

 10年来のおつきあいさせて頂いている花作家の森直子さん。

上の画像のなかにみえる枝の作品は彼女の作品「血脈」。

これを見たとき、「継がれていくこと」というテーマが湧き上がりました。

 

 

この作品を起点に、無垢の木の床と一面のガラスから森がみえる街中のオアシスのような空間に、木草花と書のコラボレーションを繰り広げる企画展です。

 

その空間の中で森林浴するように浴びるように音楽に触れる「音浴」を7月2日の夕刻に。

刻々と変化する外光との共演も見所です。

 

 

 

◆【木草花のインスタレーションと書作品のコラボレーション展示】
7月1日(土) と 3日(月)
13時半~20時


◆【音浴】
~音に浴する時間,作品に囲まれて~
7月 2日18時半~ ( 20時半終了予定 )
☆17時より開場していますので、開演までごゆっくりお過ごしください。

音浴の参加費/

予約 2,500円・当日 3,000

 

◆【会場】

 レンタルスペース Float [フロート]

名古屋市千種区四谷通2-8 YOU YOTSUYA3F

 

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◇木草花のインスタレーション
森 直子
花作家。木草花それぞれの個性の輝きを愛し敬意をもって相対する彼女の作品には、観るものの生命が元々持っている輝きを引きだす力がある。札幌を拠点に、全国で講座や研修、作品制作、即興花パフォーマンスを行っている。著書「KIRIBANA-北海道の大地と切り花の生命」(エイチエス)、「北海道 くらしの花レシピ」(北海道新聞社)


◇カリグラフィー・書
織絵
本当の自分への探求を続けるうち、創りだすことへのコンプレックスや固定観念から突然解放される。それ以来、湧き上がる言葉や詩を紙や布に自由に描いている。自らの作品をすべて生命として捉えており、誕生〜終わりのとき迄の変化のプロセスを鳥瞰しつつ制作にあたる。人の名前から立ちあがる詩や言葉を捉えて描く作品には定評があり、依頼も受ける。


◇音浴
kiRie - キリエ -
声/織絵 ギター/桐山博貴 2015年より、森林浴するように音楽に触れる【音浴】と銘打った音楽会を提供している。ダイナミックなコントラストと陰翳に富んだ声の表現と創意豊かで透明感あるギターサウンドが合一して、一曲一曲が別々の個性をもった映像作品を彷彿とさせる。言葉では表しきれないダイナミズム溢れるサウンドを「音浴」でぜひ体感してみてほしい。2015年、水彩画家とのコラボレーションCD「onkei」をリリース。


※お問合せ・音浴のご予約は、こちらまでお願い致します。

 

 

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過去の催し/

 

photo by orie

2016年11月13日 文化財の音景「反・応」

〜この催しは、登録文化財所有者の会による登録有形文化財特別公開の一貫でもあります〜

11月13日(日)12時〜18時半

 

【自由観覧】※ 無料です。ご自由に見回っていただけます。

 12時〜16時(15時半 自由観覧受付終了)

【音浴】※ 畏れ入りますが、ご予約くださいm(__)m

 16時半〜18時半(音浴の受付16時〜)

 参加費 ¥3,500


駐車スペースが十分ございません。篭田公園地下駐車場など公共駐車場をご利用下さい。

・   ・   ・   ・   ・

 

【音浴】+【写真・撮影】(清水南文氏による) +文化財+集う人全ての相互反応。

旧石原家住宅(通称 石原邸)は築160年の古民家です。日本的、伝統的なものはもちろん、現代的、実験的意欲溢れる表現の場としても扉を開いています。1860年の創建当時の趣がなるべく失われぬようにしていますが、伝統的な作りの割りにさらっとした印象があります。そのせいか、佇まいそのものが強く主張しそうに見えて、黙してすべてを受け入れているような大らかさがあります。現在、「あいちトリエンナーレ2016」の一会場として選ばれ、10月23日まで現代アートやインスタレーションをご覧いただけます。

2回目となる「文化財の音景 vol.2」。 所有者代表でもある私の音楽ユニットkiRieの【音浴】に、写真家であり、華道家であり、書家である清水南文氏をお迎えすることになりました。

【音浴】というのは、森林浴や月光浴をするように音楽を浴びる体験の機会。 kiRieの音楽は、歌詞もメロディもある歌の音楽ですが、印象が雨や風にあたったり空の色や雲を眺めるのに似ています。「音浴」という言葉は目新しくはありませんが、kiRieの【音浴】では、舞台と客席の境い目を敢えて曖昧にします。「あるべき振る舞い」というものも、ここでは全く要求されません。
「これはこういうもの」「こうあるべきだ」という考えを一旦、脇に置いてみます。周囲をほんの少し想い遣りながら、自分自身の感覚や気持ちを中心においてみる‥ それだけで全体にふしぎな調和が生まれます。 kiRieの【音浴】は、「なんだかいつもと違う‥」 そんな自分に出会っていただける機会です。

さて、日本の伝統の「真の継承」に尽力されている清水南文氏とご一緒させていただくに当たり、気づかされたことがありました。形や振る舞いだけが、伝統の価値なのではない、他者や世界に相対する心の健やかさと健やかな生き方というものが伝統に向かう者の基盤にあってこそ、形は意味を持ち、伝統は時代を超えて価値を持つのであり、後世に継承されていくのだと‥。 文化財である石原邸での【音浴】に、そのような意識を体現する清水氏が参加くださることにより、興味深い化学反応を生むことは必至です

清水氏と私達はどのようにコラボレートし、どのように皆さんと過ごさせていただくことになるのでしょう。それは当日のお楽しみになりますが、石原邸にはその時、集う全ての人とさまざまに人が反応しあう火花が豊かに広がっていることでしょう。

 photo by minafumi

<清水南文・経歴>
花師。室礼師。 雲棲華塾 塾長。 Wonder photo M 主宰。
18歳から長年に渡り「華」にまつわるプロフェッショナルな活動を続けてきた。華道家の家柄に生まれ、華道・書・写真の世界を呼吸するように育ち、成人してのち広告業界にて写真やグラフィックデザイン、カラオケのコンテンツ開発という大衆文化に深く関わる。その中で大きな転機が訪れたその後、裏千家に戻る。日本文化そのものを深く哲学しながら、写真・書の可能性を開拓し、副家元として普及に勤しみながら、華道を追究しつづけている。
現在、雲龍院・安楽寺(京都)、瀧山寺(岡崎)、その他、神社仏閣に留まらない多分野な場において、華・書・写真を「室礼」という形で表現している他、【華舞台】として音楽家や芸術家との共演や共同プロジェクト多数。後身の育成にも力を注ぎながら自らの可能性を拡げ続けている

<kiRie -キリエ->
2012年秋、「kiRie」として演奏を始める。2015年春、【音浴】と銘打った音楽に触れる機会をライブとして提供しはじめる。石原邸では、今度で3度目の【音浴】となる。
kiRieの音楽は、じっくりと布を機で織るように紡ぎ上げたオリジナル曲とkiRieならではの解釈の東西の名曲で構成される。野性的であったり瞑想的であったりコントラストと陰影に富んだ声の表現とアコースティック/エレクトリックの枠を超えた創意豊かで透明感のあるギターサウンドが合一した、映像作品的な趣きが特徴だ。